1月の科学教室のテーマは『音』でした。
初級では楽器や糸電話を作製して、『どうして音が聞こえるの?』を実際に体験しました。
中級では『真空(空気が無いところ)では音はどうなるの?』を実際に実験で試してみたり、聴診器で体の音を聞いたりしました。自分の体の音と他の人の音の違いはあるのかな?
聴診器で自分の心臓の音を聞いて、ある生徒がこんなことをつぶやきました。
「なんで人間には寿命があるんだろう。エルフは人間よりずーっと長生きできるのに」
なんでだろう?
なんで人間には寿命があるんだろう?
先生はこう思います。
「寿命無いと、人間は『いつでも出来る』と思ってやりたいことを先延ばしにするからじゃない?限られているから時間を大切にしておもいっきり楽しめるんじゃないかな?」
いくら素晴らしい景色や綺麗な宝石や絵画が目の前にあっても、光が無ければ、人間の目はそれらを認識することが出来ません。それと同じように寿命というのは『生きる』ことを照らす光だとするならば、なんだか素晴らしく尊いことだと思えます。
答えは十人十色かもしれませんが、自分なりの答えを持つと『生きる』ことの見え方が変わってくるかもしれません。いつか、時間が経てば少しずつ自分の答えも変わっていくかもしれません。それでも、考え続けることは大切なことだと思います。
【音】から【人の寿命】まで考えた1月の授業でした。
ところで、フリーレンは何歳まで生きれるんだろう?

